〈WEB ✕ ITエンジニア〉WEBサービスに従事し 高い将来性が見込まれる WEBエンジニア | エンジニアワークス

WEBサービスに従事し 高い将来性が見込まれる WEBエンジニア





「WEBエンジニア」と聞いて多くの人は、ECやSNS、企業のHPを創るWEB系のエンジニアのことでしょ」……と思っているようですが、実はWEBエンジニア」が従事する領域はとても幅広く、様々な領域で活躍しています。

ITエンジニアのなかでも、華やかでクリエイティブな要素が強いWEBエンジニアをめざす人も増えていますが、WEBクリエイターとWEBエンジニアの違いとは? WEBエンジニアの仕事は具体的にどのようなもの? さらに、どんな人がWEBエンジニアに向いている?……など、今回は、WEBエンジニアに関する気になるギモンを解説します。



WEBサイトの制作に携わるプロフェッショナルたち


私たちの生活に欠かせないインターネット。ちょっとした空き時間にSNSをチェックしたり、欲しい商品をECサイトで探したり、お気に入り登録したユーチューバーの新着動画を見たり……と、誰もがインターネットを使った日常が当たり前になったいま、便利で、楽しくて、快適なサービスを創っているのがWEBクリエイターやWEBエンジニアです。

企業が新たにWEBサイトを創ったり、既存のサイトをリニューアルする場合、様々な専門職がサイトの制作に携わります。まずは、どのような専門職がWEBサイトの構築に携わるのかを整理していきましょう。





【WEBクリエイター】


WEBデザイナーやWEBディレクター、WEBエンジニアなどを含めたWEB制作にかかわる職種の総称



【WEBデザイナー】


クライアントの希望にそって、集客力の高いWEBサイトのレイアウト、デザイン、WEBサイト全体のイメージを決定します。そのイメージ案をベースにクライアントと何度も折衝しながらグラフィックソフトを使用してWEBサイトの構成とレイアウトのデザインデータを作成します。最近は、HTML、CSS、JavaScriptなどのスキルを有したWEBデザイナーが、名刺にWEBデザイナー/UIデザイナーと2つの職種を併記するケースも増えています。



【UIデザイナー】


UI(ユーザーインターフェース)と呼ばれるWEBサイトの画面の操作性を考慮して設計に従事する専門職をUIデザイナーと呼びます。WEBサイトを構成する言語(HTML、CSS、JavaScript等)使用してコーディングを行いますが、HTMLは文章や画像、CSSはフォント・文字サイズ・カラー・配置、JavaScriptで動きを表現します。



【アートディレクター】


WEB制作におけるグラフィックデザインを統括する責任者。クライアント希望を聞き取り、自社のWEBクリエイターとの打ち合わせでクライアントの要望に沿う企画のアイデア出しや、表現方法の方向性を定めます。また、コスト管理やクリエイターの人選、納期・スケジュール調整なども行います。



【WEBディレクター】


WEB制作の現場で、クリエイターやスタッフを監督・指揮する責任者です。最近のWEBディレクターのなかには技術的な実務に携わるテクニカルディレクターも増えています。



【WEBコーダー】


WEBデザイナーが作成したWEBデザインにそって、文章構造の設計からWEBブラウザ上で表示できるようコーディング作業に従事します。HTML、CSS、JavaScript等を用いたコーディング作業の後、制作したページのデバッグを行い、動作上で発生した不具合(バグ)の検証・修正も行います。

このほか、サイトに掲載する画像や動画はフォトグラファーや動画クリエイターが作成し、タイトルを含めた文字情報はWEBライターが作成します。このように、ひとつのWEBサイトが完成するまでにはたくさんの専門職が携わっていますが、一般ユーザには目に見えない存在ではあるものの、WEBにおいて重要な機能を構築・制作するのがWEBエンジニアです。





WEBエンジニアの仕事


前章でご紹介した【WEBクリエイター】【WEBデザイナー】【UIデザイナー】【アートディレクター】【WEBディレクター】【WEBコーダー】は、基本的に一般ユーザにとって目に見えるビジュアル・デザイン面の制作に携わります。

一方の、“一般ユーザに目に見えにくい部分”を担当するのがWEBエンジニアであり、制作するサイトの特性によってWEBエンジニアがかかわる業務は異なるものの、企業のWEBサイトをはじめ、モバイル機器用のモバイルサイト、ECサイト(ネットショップ、オークションサイト、コンテンツ配信サイト、オンライントレードなど)で使用する機能の開発やITシステム、またはアプリケーション等の設計・開発を基本業務とします。

ひとつのWEBサイトは、一般ユーザの目に触れる〈ビジュアル・デザイン面〉と、一般ユーザの目に触れない〈ITシステムまたはアプリケーション等の設計・開発から、OS、サーバーやデータベースの情報管理システムなどの開発〉の2つに分けられますが、最近のWEB制作現場では、WEBエンジニアの業務を〈フロントエンドエンジニア〉〈バックエンドエンジニア〉の2つの領域にすみ分けることが一般的になっています。

では早速、〈フロントエンドエンジニア〉〈バックエンドエンジニア〉について詳しく見ていきましょう。





WEBエンジニアの仕事=フロントエンドエンジニア


フロントエンド=前(ブラウザ側・クライアント側)の意味がある〈フロントエンドエンジニア〉は、WEBサイトがひとつの舞台であれば、観客の目に見える舞台上の開発に従事します。



主な開発領域


WEBシステム、WEBアプリなどの操作画面をはじめ、サイトを閲覧するユーザに表示されるボタン、ナビゲーションメニュー、画像、チェックボックス、グラフィック、テキストメッセージなど、ユーザがシステムに接触する部分の視覚要素(グラフィカルユーザーインターフェイス =GUI)を構築します。



業務の特長


舞台(サイト)を鑑賞する観客(ユーザ)にとって“見やすい”“使いやすい”の2つの観点が、フロントエンドエンジニアの仕事の“キモ”になります。具体的には、WEBデザイナーが作成したデザインをブラウザ(画面)に再現するため、WEBデザイナーやコーダーと連係してプログラムに落とし込んでいきます。



主な使用言語


HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラム言語を使用して、文章や画像(HTML)、フォント・文字サイズ・カラー・配置(CSS)、動き(JavaScript)でサイトを表現するほか、デザインやUI/UXの設計まで担うこともあります。



主な開発の流れ


①……仕様や要件の要件定義
②……画面全体のデザイン設計
③……画面コンポーネント(ボタン・チェックボックス・ダイアログ・テキスト入力欄等)の定義
④……アクション・レスポンス定義
⑤……HTMLやCSS等のマークアップ言語による実装
⑥……JavaScriptやTypeScript等でアクション・レスポンスや共通パーツに動きをつける処理の実装
⑦……ブラウザテスト、デバッグ



求められるスキル


HTML、CSS、JavaScriptなどのプログラム言語のほか、WEBに関するデザインなどの知識も必要です。また、WEBデザイナーやコーダーなど多くの専門職と連係して仕事を進めるため、協調性、コミュニケーション力、折衝力、提案力、創造性など多様な素養が求められます。





WEBエンジニアの仕事=バックエンドエンジニア


バックエンド=後ろ(OS、サーバ、クラウド上、システム側)の意味がある〈バックエンドエンジニア〉は、WEBサイトが舞台であれば、観客の目に届かない舞台裏の開発に従事します。



主な開発領域


主にサーバサイドの処理に関する開発や構築に携わります。例えば、ECサイトであれば、「会員登録情報」「クレジットカード情報」など様々な情報をサイトが読み込む際のシステムの機能設計・開発・構築に従事します。



業務の特長


バックエンドエンジニアは、主に開発段階からリリース後までの業務を担います。担当する領域が幅広いため様々な知識やスキルが必要ですし、バックエンドでのミスがフロントエンドに直結することから、丁寧かつ注意深く仕事ができる人や、二歩、三歩先を見すえたロジカルな思考力も求められます。



主な使用言語


WEBページの見栄えをよくし、世界で利用者が多いプログラミング言語のJava、使いやすい言語として評価が高いオブジェクト指向のRuby、他のプログラミング言語より文法が比較的簡単で動的にWEBページを生成するPHPなどの言語を使用できることが必要最低限のスキルになります。
また、バックエンドエンジニアはバックエンドに必要な開発言語はもちろん、言語別のフレームワークの知識がないと業務に就くことは難しいため、プログラム言語別に以下のようなフレームワークについても理解しておきましょう。



【Javaであれば】……Spring Framework、Play Framework、JSF などのフレームワーク
【Rubyであれば】……Sinatra、Ruby on Rails、Padrino などのフレームワーク
【PHPであれば】……CakePHP、FuelPHP、Laravel などのフレームワーク



主な開発の流れ


①……クライアントの希望にそって詳細に企画と要件を定義する
②……要件定義に基づいて設計を行う
③……設計を基に開発を行う
④……ユーザ側の環境で正常に稼働するかテストを実施する
●基本的にバックエンドエンジニアの業務は一般的なシステム開発の流れと大きな相違はありません。



求められるスキル


Java 、Ruby PHPなどのほか、言語別のフレームワークの知識、フロントエンドエンジニアが製作したアプリケーションをOSにつなぐミドルウェアに関するスキル、開発プラットフォームに関するスキルなどが必要です。また、素養として多くの人と協働する特長から協調性やコミユニケーション力、提案力、問題解決力、真面目さなどが求められますが、最も大切な素養がロジカル(論理的)な思考力になります。





—— IT業界における深刻な人手不足に伴い、WEBエンジニアもニーズが高まっている半面、WEBエンジニアには多様なスキルと専門性を求められる点から需要に供給が追いついていない状況にあります。

そのため、水面下では激しい人材の争奪戦が起きていますが、豊富な経験と高い専門性をもつWEBエンジニアほど、大規模案件に携わる優れたシステムエンジニアと比肩する高待遇で優遇される傾向にあります。

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